

宇都宮美術館の講義室を舞台に、荒井良二さんのライブペインティングと、シンガーソングライター、エッセイストの寺尾紗穂さんのピアノ演奏が響き合います。


プロフィール
荒井良二
出品作家、アーティスト、絵本作家。1956年山形県生まれ。日本大学藝術学部美術学科を卒業後、絵本を作り始める。1999年に『なぞなぞのたび』でボローニャ国際児童文学図書展特別賞を、2005年には日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど、国内外で数々の絵本賞を受賞。日本を代表する絵本作家として知られ、海外でもその活動が注目されている。美術館での展覧会、NHK連続テレビ小説「純と愛」のオープニングイラスト、「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」の芸術監督など多方面で活動。主な絵本に『はっぴぃさん』、『ねむりひめ』、『きょうはそらにまるいつき』、『きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ』、『こどもたちはまっている』などがある。
寺尾紗穂
1981年東京生まれ。2007年ピアノ弾き語りアルバム「御身」でデビュー。映画主題歌の提供やCM楽曲制作 (KDDI、MUJIほか)、新聞やウェブでの連載も多い。オリジナルの発表と並行して、土地に埋もれた古謡の発掘、リアレンジしての音楽発信をライフワークとする。2009年よりビッグイシューサポートライブ「りんりんふぇす」を主催。ドキュメンタリー「Dear にっぽん」(NHK)のテーマ曲に「魔法みたいに」が選ばれ、教科書『高校生の音楽 I』(教育芸術社)にも同曲が掲載。各地の芸術祭でのリサーチを経ての表現活動や、東アジアを中心に、モンゴルの国民祭への出演やホンジュラス国立吹奏楽団との共演など世界での演奏も増えている。最新アルバムは「わたしの好きな労働歌」。著書に『日本人が移民だったころ』(河出書房新社)、『戦前音楽探訪』(ミュージック・マガジン)など。