new born 荒井良二

new born / ARAI RYOJI - ENDLESS UNKNOWN JOURNEY SENSATION -
2024.4.20 SAT - 6.15 SAT
new born 荒井良二
《誰も知らない山の神さまちゃん》2018年
2024.4.20 SAT - 6.15 SAT new born / ARAI RYOJI - ENDLESS UNKNOWN JOURNEY SENSATION -
『あさになったのでまどをあけますよ』2011年 偕成社

おもわず口ずさみたくなるようなリズミカルな文体やオノマトペ、あたたかく鮮やかな色彩、描けそうで描けない独特の線やかたち、そして心にふっと灯りがともるような読後感。荒井さんの絵本や書籍は、一言では言い尽くせない魅力であふれています。本展では、100冊以上の絵本・書籍のなかから、代表的な作品の原画をご紹介します。青と赤の2つの気球、窓から顔を出す人、小さな家々など、文字がない原画ならではの発見をお楽しみください。

『きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ』 2019年 NHK出版
『ゆきのげきじょう』 2022年 小学館
『たいようオルガン』 2008年 偕成社

「越える」を意味する「meta(メタ)」のタイトルを用いて、2010年に初作品集『meta めた』(フォイル)を刊行し、絵本作家と語られる自らを超越する、あらたな活動をはじめた荒井さん。各地での作品展示に加え、郷里・山形を舞台とした「荒井良二の山形じゃあにぃ」、「みちのおくの芸術祭山形ビエンナーレ」の芸術監督、震災後の東北をめぐる活動など、場所やジャンルを超えた創作の旅を続けています。新作絵画に加えて、大分県の公園に設置されたオブジェ《マッテルモン》《たいようをすいこむモン》のマケットや、「山形ビエンナーレ2018」で発表された《山のヨーナ》の立体物を再構成し、展示室全体を使って荒井さんの創作の現在地を伝えます。

《流れ星スパーク奏でよギター》2022年
《さよならペンギン》 2012年
《山のヨーナ》 山形ビエンナーレ2018
《花の草》 2008年
《げんしくん》 2014年
《気配の伝言板》 2009年

展示のさいごでは、新作の立体インスタレーション《new born 旅する名前のない家たちをぼくたちは古いバケツを持って追いかけ湧く水を汲み出す》を発表します。こども一人一人がひとつの家となり、展示室に点在する小さな家々は、それぞれに物語を内包しながら旅をしていきます。家の素材や、電球やスケッチなど細部の設え、また、形態から読み取れるこどもたちの物語を想像しながら、会場をゆっくり巡ってみてください。

協力:宮本武典、積水ハウス株式会社
※本作は、積水ハウスのゼロエミッションの一環として、同社から提供された材料で制作されました。
展示写真提供:積水ハウス株式会社

荒井良二 《 new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す 》

会場:SUMUFUMU TERRACE 青山
〒107-0062 東京都港区南青山2-26-1
D-LIFEPLACE南青山1階
電話番号:0120-776-511
受付時間:10:00〜18:00
定休日:火曜日・水曜日・祝日・夏季休暇・年末年始
交通案内:銀座線「外苑前駅」1b出口徒歩1分